快挙！ 日本映画３本がノミネーション
今年のオスカーに「パーフェクト・ワールド」「ゴジラー１.０」「君たちはどう生きるか」の３本がノミネーションされた。コロナ以降、今の興行界を反映するかのように、業界での西高東低（邦画の成績・公開本数が洋画の成績を上回っている）がこれまでになく加速している。確かに世に出る（日本で公開される）洋画はスーパーヒーローものかディズニーアニメしか興行者が満足する成績を残していない。洋画で育ったエルダー世代の自分には何とも寂しい現実だ。エルダー世代の洋画観賞傾向が、映画館から自宅（ストリーミング視聴）に代わっていることもある。しかし観賞嗜好だけではないのではないか。自宅では味わえない極上の音響と映像設備の空間で映像を観て パートナーと楽しさを共有する経験は若者だけの特権ではない筈。やはり大人の鑑賞に耐えるコンテンツだ。殆どの映画館がシネコンスタイルのオペレーションなので、配給側がバラエティーに富むラインナップを提供すればエルダー世代は映画館に戻ってくると信じたい。
