1/8に行った本作の成人式イベントの後、18歳成人式を企画している各市町村から映画の上映会実施の打診が入り始めました。心理学者のエリクソンの理論にもありますが、青年期は「自分がどんな人間で、何者であるのか」と思い悩み、自分の「アイデンティティ」を探し始める時期です。また、進学や就職など、自分の人生で選択しなければならない機会が増える時期でもあります。将来の選択肢を考えていくなかで、自分のアイデンティティを確立することが、青年期の心理社会的危機とされています。
まさに本作が問題提起している案件です。本作は、今が旬の俳優を起用したエンタテインメント作品ですが、企画の本質は上述した青年期のアイデンティティを確立する重要性を訴えている作品でもあります。本作は、全国の高校生のキャリア教育の教材に打って付けの作品です。