元メジャー配給会社で映画マーケティング部から昨年独立して起業した方、現役メジャー配給会社のマーケティング部長(私が7月まで在籍していた会社の同僚)と会食した時の話。元同僚は「この歳で独立起業するバイタリティーに感服する。自分なんて定年と同時に自由な時間を手に入れて好きな映画を毎週観たり、毎月旅行三昧のアフター・リタイアメント・ライフしか考えられない。スーパーでアルバイトしながら年金が出るまで食いつなげればいい」としきりに言っていた。我々は2人は目を丸くして元同僚の話を聞いていた。貯えがあれば可能だろうが、これまで映画ビジネスという夢追い人のような仕事をしていた人が定型的な仕事で生計を立てることを本気で考えているのだろうか。何かの不安を隠すために虚勢を張っているのだろうか、自己理解を深めているのだろうか、マネープランはどうなのだろうか?どこかのタイミングで元同僚の話をじっくり聞いてみたくなった。
エルダー世代のトランジション(転機)の支援は絶対必要だと再認識した会食だった。