毎年、増え続ける邦画。毎週末の公開作品を見ていると15~20本の映画が封切られている。全国津々浦々で公開される作品、大都市に絞られて公開される作品と様々だが、果たして映画製作者・配給者・興行者は皆満足のいくビジネスが行われているのだろうか?劇場公開後に控えているビジネス・ウインドウの都合、国からの助成金採択の条件を満たすための公開日選定、出演者の稼働スケジュールの都合と諸事情が複雑に絡まりあっている。皆の事情は理解できるが、一度立ち止まって原点を振り返りたい。皆の共通目標は、シンプルに投下資本を劇場配給で回収すること。常に念頭に入れてビジネスをしていかねば!